できない.dev

CSSで見出しの折り返しを行ごとにそろえるには

見出しの最後の行に 1 語や数文字だけが残るのを防ぎ、各行の長さがそろうように折り返し位置を整える基本形を示す。

公開:

プレビュー
<div class="card"><h2>設定を初期状態に戻して入れ直す手順</h2></div>
.card {
  max-width: 280px;
  padding: 14px 16px;
  background: #f1f5f9;
  border-radius: 6px;
  font-family: system-ui;
}
 
.card h2 {
  margin: 0;
  font-size: 20px;
  line-height: 1.5;
  text-wrap: balance;
}

text-wrap: balance を見出しに付けると、ブラウザが各行の長さをそろえるように折り返す位置を選び直す。
HTML を変えずに 1 行の CSS だけで、最後の行に数文字だけ残る見苦しさを防げるためである。

つまずき

幅の狭い枠に見出しを入れると、最後の行に 1 語や数文字だけが残ることがある。

text-wrap: balance を付けると、行数はそのままで、各行の長さがそろう位置で折り返される。

枠の幅は変わらず、変わるのは折り返す位置だけである。

できない例: 指定なし(日本語)
.title {
  max-width: 280px;
  margin: 0;
  font: bold 20px/1.5 system-ui;
}
できる例: text-wrap: balance(日本語)
.title {
  max-width: 280px;
  margin: 0;
  font: bold 20px/1.5 system-ui;
  text-wrap: balance;
}
できない例: 指定なし(英語)
.title {
  max-width: 280px;
  margin: 0;
  font: bold 20px/1.5 system-ui;
}
できる例: text-wrap: balance(英語)
.title {
  max-width: 280px;
  margin: 0;
  font: bold 20px/1.5 system-ui;
  text-wrap: balance;
}

6 行を超える文章には効かない

text-wrap: balance が働くのは、行数の少ない文章だけである。

  • Chrome で確かめたところ、対象は 6 行までで、7 行以上では指定がないときと同じ折り返しになる
  • 見出しや短い説明文のように、2〜3 行に収まる文に付ける
  • 長い本文に付けても害はないが、効果もない

段落全体の並べ直しは処理が重くなるため、ブラウザが対象の行数に上限を設けている。

できない例: 8 行の本文に付ける(最後の行は短いまま)
.body {
  max-width: 280px;
  margin: 0;
  font: 14px/1.7 system-ui;
  text-wrap: balance;
}
できる例: 3 行の説明文に付ける
.body {
  max-width: 280px;
  margin: 0;
  font: 14px/1.7 system-ui;
  text-wrap: balance;
}

対応していないブラウザでは無視されるだけ

text-wrap: balance に対応していないブラウザでは、指定は無視されて通常の折り返しになる。

レイアウトが崩れることはないため、見出しの見た目を整える改善として後から足してよい。